広島管財ブログ

第81話 「クールビズ」に想う

日本の梅雨時から夏にかけての気候は高温多湿で、ネクタイを締めて背広の上着着用のスタイルは、忍耐を通り越して時にはこっけいだとかねがね思っていたから、今年、政府の音頭とりで始まった「クールビズ」はせいぜい利用をと考えたが、意外に難しいことが解ってきた。この種の習慣変更はみんなが一斉に始めないと難しいし、得意先を訪問するとなると、あわててネクタイを締めるなど、二重生活をしている様なもので、どうもスッキリしない。

たまたま旅行中に買った「Yウィークリー」に「1000人の女性にきくクールビズ」という調査結果があり、半数以上の女性は「さまにならない」という厳しい評価を具体的に下している。ではどうすれば「さまになるか」というアドバイスも答えており、来年以降も続けた方がよいという回答が80%を超えている点は、われわれ男性側も少し考えた方が良さそうだ。そこで。

背広を着てネクタイを締めていれば紳士――いわば包装紙で相手を評価するような今までの考え方を少しづつ変えていっては。クールビズにしても相手に不快感を与えない工夫をしてみては。「女性は、男性の夏冬関係ない厚着にあわせた空調のオフィスで冷え性や風邪を患っています。」という声にも耳を傾けるべき。