広島管財ブログ

「管財タイムス4月号より」

今年の桜は、楽しむ間もなく葉桜へ、そしてGWに見ごろを迎えるつつじが、すでに満開を迎えています。一年で一番きれいで過ごしやすい季節です。皆さんの仕事も取り組みやすい時期だと思いますが、くれぐれも油断しないよう細心の注意を払ってお仕事に従事していただきたいと思います。
さて、ある経済団体で私が委員長をしています委員会で人財育成についての調査研究を2年間行ってきました。その結果、『経営トップが人を育てることを決め、理念の浸透を図りながらしっかり社員と関わり、育ってきた社員がボトムアップしながら、次世代を育てる仕組みを作ることで、社員の定着を図ることができ、また企業の発展につながっていく』というデータに基づいた結論に至りました。弊社も各種の研修に取り組んでいますが、その必要性を痛感しました。先日、関東にある43歳の女性社長が経営する産業廃棄物の会社を視察してきました。社長の方針に全社員が一生懸命考え、取り組んでいる姿に感動いたしました。工場の中は廃棄物業者とは思えないくらい整理・整頓・清掃、そして挨拶が徹底されています。そして社長の思いを社員一人一人が語れるのです。それでこそ会社が発展することに結びついていくのです。
世間を騒がした大塚家具も、内容は私にはよくわかりませんし、どちらが正しいとも言えませんが、何れにせよ船の指揮を執るリーダーが変わり決定すれば、社員はその方向に向わなければなりません。大塚社長自ら全国の店舗を廻り、セールに足を運んでくださったお客さんに『お騒がせしました』と頭を下げているのを見て、10年前私が社長に就任したころ同じようにお客様を廻ったことを思い出し、共感するとともにエールを送りたくなりました。
企業はずっと同じでは衰退していきます。社員を育て人材を人財にして、新しいことに取り組み会社の発展につなげていくのです。それがまさに弊社の経営理念にかかげていることなのだと改めて思いました。社員の皆さんと共に発展していく会社を目指しましょう。