3年振りに多くのイベントや旅行がコロナ前に戻った感があります。私も仕事で出張するようになりました。以前の新幹線はガラ空きで1車両にほんの数人乗っていれば良いほうでしたが、今ではほぼ満席です。東京で歩いていると色々な国の言葉を耳にするようになってきたことから経済的には良かったような、感染的には少々不安な点もあるような気がします。とは言ってもマスクを外している人は、ほとんど見かけませんでした。感染者の数が落ち着いたと思っていましたが、このところまた増加傾向にありますので、引き続き各自の感染対策(手洗い・うがい・マスクの着用・換気)は徹底していきましょう。
さて、今年も残すところ1か月半です。自分の生活や仕事の棚卸をしてみませんか? やり残していることはないでしょうか? 多くの人がこの時期になると「あ~ぁ、今年も何もしていないのに年を越してしまう」と口にします。私たちはなんとなく日々過ごしていたり、ただただ何かに追われるように時を過ごしていませんか? 例年、年の初めに「今年は○○をやります。」など気持ちを新たにするものです。でもその決意が何故この時期になってできていないと諦めモードになってしまうのでしょうか? それを繰り返すうちに目標すら立てなくなってしまっているものです。自分の人生を振り返った時にこれといって達成感がなく終わるのかもしれません。「羽田空港のクリーンクルー」で有名になった新津春子さんを知っていますか? 彼女は日本語すら話すことができない状態で中国から日本へ来ました。働くところも友達もなく始めた清掃の仕事をただひたすら黙々と努力したそうです。その努力を会社も認め、ビルクリーニングの検定を受けます。その後、彼女は羽田空港を利用するお客様の目線や会社の立場を考えて行動することで日々成長していきます。その結果、会社の看板を背負ってビルクリーニングの検定委員やハウスクリーニングの検定委員、そしてテレビや雑誌の取材にも答えていきます。今年も東京で行われたビルメンフェアで彼女はマイクを握っていました。そのブースは人が入りきれないほどの人気で新津さんもとてもハツラツとしていました。彼女が特別な仕事をしているわけではありません。私たちと同じビルメンの会社に所属している社員さんです。それでも世間が認めてくれる人財になることができるのです。私たちに与えられた仕事も同じです。ただ何となく仕事をするのと自分の仕事の先に自分自身の成長や仲間の成長、そして会社の発展や業界の地位向上があると思って取り組む仕事では違いが出てくるはずです。そこで大切なのがチームビルディングです。自分さえ良ければという考え方では、職場も会社もよい評価を得ることはできません。自分だけが良くてもお客様から良い評価を得られなければ、仕事の継続は難しくなり、その人の仕事の継続もなくなってしまうからです。ご契約いただいている仕事を期日通り誠実にこなしているでしょうか?この時期棚卸をすることでやり残したことは期日までに着手をし、自分を成長させることがチームの強化に繋がっていることを自覚することも大切だと思います。2023年を目前に今ならまだ間に合います。自己成長を感じられるような時間をぜひ過ごして下さい。第二の新津春子さんを目指しましょう!