広島管財ブログ

《ありがとうがいっぱい》「真央ちゃんから学ぶこと」2017.4月号

4月10日夜、『浅田真央引退!』の衝撃のニュースが流れました。翌々日の12日、白いジャケットに身を包みほっとした表情の彼女の記者会見を観て、淋しさを感じながらもテレビに向かって「お疲れさま」と声をかけていました。

ここまで書くと、まるで私は昔からのフィギュアスケートファンのように思われるかもしれませんが、そうではありません。まだ彼女が小学生ぐらいだったでしょうか。いとも簡単に軽やかにジャンプを跳ぶかわいらしい女の子という印象でした。その後数々の大会で素晴らしい演技をみせ、2010年のバンクーバーオリンピックでは銀メダルを獲得しました。

ちなみにひとつ前のトリノオリンピックでは年齢制限により選考からはずれましたが、荒川静香さんが美しいイナバウアーで見事金メダルに輝きました。

そんな時代からいつもかわいく笑顔が素敵な真央ちゃんですが、スポットライトを浴びて華やかそうに見える彼女の心の中は、孤独との闘いであろうといつも思っていました。リンクの上では多くの人の期待を受け、血の滲むような練習の成果を本番で発揮できるか、そしてジャンプで転倒した時の気持ちを考えると涙がこぼれます。それ故にメダルが取れた時には大きな大きな感動を呼んだのでしょう。

私には彼女ほどの覚悟も、精神力も到底及びません。しかしながら、大小の違いはあれど、『自分なりの覚悟』を持って生きているでしょうか。ただ何となく日々が過ぎていってはいないでしょうか?一度しかない人生、悔やむことのない生き方をしたい。26歳の浅田真央さんの記者会見を観てあらためて学ばせていただきました。