広島管財ブログ

《社員ブログ》「宇土櫓(うとやぐら)の秘密」2016.4⑧

はじめまして。新入社員の向田(ムカイダ)と申します。

様々な現場に行き、やり方を学び、日々、コツコツと学ぶ日々を過ごしております。

学んだことを生かし、発展的に活用できるよう日々精進して参りたいです。

 話は変わりますが、熊本地方の震災についてのニュース、情報がテレビやインターネットで毎日流れています。その地震で熊本城のことがたびたび出てきます。わたしは、大学時代に城郭を研究していたゆえ、熊本城のことはとても気になります。建物、石垣がぐちゃぐちゃになっている様子はとても胸が痛みます。しかし、崩壊している建物の中で創建当時から現状を保っている建物があります。その建物は宇土櫓という建物です。宇土城という城の天守閣を熊本城創建時に移築してきたと所以を持っています。この宇土櫓は、江戸時代に起きた熊本大地震(江戸時代中期)、西南戦争、熊本大空襲を耐えた経歴を持っています。なぜ、宇土櫓は様々な物理的困難に耐えることが出来るのでしょうか?建築技法が優れているから。確かに優れた建築技法は大切です。しかし、宇土櫓は優れた建築技法だけではなく、定期的に櫓の修理、修繕などの建物の維持管理をおこなっていました。それらの内容は4月26日現在では公開していませんが、宇土櫓の内部で知ることが出来ます。私が熊本城に行った時は、江戸、明治、大正、昭和、平成の修理・修繕のことを学ぶことが出来ました。そのときは、「結構、修理、補強しているのかと」と思いました。しかし、この維持管理が物理的困難に耐える理由だと思います。

建物の維持管理の重要性を理解するとともに、ビルメンテナンスに関するたくさんのことを勉強して一人前の職業人になりたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

熊本城

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