アン・ルイスさんではありません。
いきなり古い話でごめんなさい(笑)
どうもビルメンテナンス部 山田 です。
まだまだ寒い日が続きますね。
今回は少し以前のすご~く寒かった日のお話しから。
その日は最低気温が氷点下で外は雪。間違っても外には出たくない日。しかし、お仕事と言うものはそんな事とは関係なくあるわけで、雪の降る中、同僚の作業員3名と海風あたる工場で屋外作業をしておりました。
ふと、駐車場付近の目をやると、そこには頭や眉毛の上に雪をのせ、ふるえながら顔面を凍るような海風にあてられている男性が3人!
「あの人たちはいったい何をしているのだろう?」と思い、近づいてみるとそこに置いてあるのは灰皿で更に「喫煙所」の文字が…、そう、そこは工場の職員さん達の為の喫煙所だったのです。
「愛煙家の皆さんもたいへんだ!」と思いながら作業を続けていると、入れ替わり立ち代わり人が切れることなく常に2~3人が眉間にしわを寄せ、顔面を海風にあてながらふるえているのです。
日頃タバコを吸わない私は「そうまでしてタバコを吸いたいのかね~。」と思わずつぶやくと、ちょうど横にいた作業員のひとりが「そうまでしてでもタバコは吸いたいのですよ!」と答えてくれました(笑)
ところが、作業も一段落して休憩しようとした時にある出来事が…!
休憩になった途端、横にいた作業員がいきなり「タバコを吸ってくる!」と言って先程の喫煙所まで走って行き、工場の方々と並んで同じように眉間にしわを寄せ、顔面に海風を浴びながらタバコを吸い始めました。
それまでずっと屋外で作業をして身体も冷え切った状態であるはずなのに、温まるよりも先に氷点下の気温の中でタバコに走るその作業員の姿を見ていると、「人間の欲望って、恐ろしいパワーがあるのね!」と思わずにはいられない出来事なのでありました(笑)
ところで~、「欲望」って聞くと皆さんは何を思われますか?
普通、あまり良いイメージではとらえられないでしょうね。
七つの大罪(「暴食」、「色欲」、「強欲」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「傲慢」だったかな?)と言うのがありますが、この中に「欲望」は二つも入っています(笑)
ここでは七つある罪の中の「強欲」と言うものを少しだけ考えてみましょう。
「強欲」とは即ち「欲が深い」と言う事で、「強い欲望を持っている。」わけです。
その昔から「花咲か爺」や「舌切り雀」のような「欲望」を持つと後で痛い目にあうぞ!というお話はよく存在します。あくまで人を戒める為に作られたお話ではあると思うのですが。
…ダメなんですかね?強い欲望を持つことは。
もちろんこれは私見ですが、コロンブスが「強欲」でなかったらアメリカ大陸は発見されず、エジソンが「強欲」でなかったら電灯と言うものは出来る事はなく、ライト兄弟が「強欲」でなかったら飛行機は無かったかも知れない!とそんな事をよく考えるのです。
(もちろん、彼らが「強欲」でなかったら、別の「強欲」な持ち主が何かをしたのでしょうけどね!)
そこから考えると、現在のこの便利な世の中は、人間に「強欲」と言うものがあったがこそであり、「強欲」は「大罪」などではなく、「強欲」こそ世界を発展させてきた最大級の功労者なのだ!「強欲」は世界中の人々を幸せにしている。「強欲」って素晴らしい。「強欲」よ!ありがとう。「強欲」バンザイ!
…すみません。取り乱しました(笑)
日頃から仕事をしていると、小さな目標が達成出来ることがあります。その昔、私は尊敬するある人から「君は目標を達成すると満足してそこにとどまる悪い癖がある!」と言われた事があります。
それ以来、私は「ゴールに留まる事だけはしないように、常に新しいゴールを見つけるように!」と心がけて来ました。
もちろん、まだ、ちょっとしたことで調子に乗ってしまうこともありますが、一応、そのこと意識をして毎日を過ごしているつもりです。
そうだ!最後に私の座右の銘を紹介しておきましょうね。
わたくし 山田 は常に声を大にして言っています。私の座右の銘は「限りない欲望!」なのだと。
前置き無しでこの言葉だけを先に言うものですから必ず軽蔑されるんですけどね。
言葉だけ聞いたら最悪なんですよ。これは(笑)