広島管財ブログ

《ありがとうがいっぱい》「ベクトルを合わせる」2025.10月号

 今年は夏の暑さがいつまでも続き、秋らしい気候は本当に来るのかとても心配になっていましたが、吹く風、空の色、木々の色づきなど、確実に季節が進んでいるのを感じられることに感謝したいと思います。
さて、11月1日より最低賃金が上がります。会社としましてもお客様に金額の見直しのお願いをしていかなくてはいけません。そのために現場の皆さんは以下のことを確認し、確実に実行していただきたいと思います。

・仕様書通り且つ、お客様に満足いただける仕事をしているでしょうか?
・本社と現場のベクトルが同じ方向を向いている円滑なコミュニケーションをお客様と取っているでしょうか?
・お客様の信頼を得られるような言動をとっているでしょうか?

このようなことが出来ていないと価格改定の話を持っていくことはできません。本社の担当者は交渉のために過去の改定時期や現状の把握、そして改定率から試算をして戦略を練っていくのです。それはとてもとても時間がかかり、ルーティンの仕事をしながらの作業は大変な労力になります。しかし皆さんの雇用を守るため一生懸命資料作成をしてくれています。まさに会社と現場が1枚岩になっていないとできない交渉事です。時に会社が指示していることと違うことを行っていたり、事実と異なる話、不満などを口にしている話を耳にします。そのようなことがあるのであれば、担当者もしくは会社へ伝えてお互い理解しあってください。もしもそのような話がお客様の耳にでも入れば全て水の泡です。皆さんの雇用の確保もままならなくなってしまう可能性も出てきます。皆さんの言動は、実は大変重要で危険であることを覚えておいていただきたいと思います。
厳しい話をしましたが、これから物価も賃金も上がっていくばかりの世の中になります。それゆえ会社と現場が一つにならないと生き残っていけない時代に突入しています。経営者としては価格改定ができるか否か、お仕事が継続できるか否かはとても大きな問題で、今後も安定的な経営をするためには避けて通れない道です。経営者はいつも全体を見ながらできるだけ公平になるよう思案し、幹部会議で幹部の皆と協議をして意思決定し、皆さんに伝えています。現場の皆さんは現場なりのご意見があろうかと思いますが、ここは企業ですからバラバラの方向を向いて仕事をするわけにはいきません。皆さんのご意見も尊重しながら、会社としての方向性が出たら皆同じ方向を向いて仕事をすることが大切です。
一人ひとりそれぞれの立場で最大限良い方に向かっていけるよう力を合わせていくことを節にお願いします。

速報
本日、朝礼でうれしい連絡を頂戴したと報告がありました。
中国放送で清掃のお仕事をしていただいている新中さんが、仕事中ごみ集積場の中にあった封筒を見つけ「あらっ?」と思い中身を警備の方と確認したところ、現金が入っていたそうです。その封筒を警備の方を通じてお客様へお渡ししたところ大変喜ばれたというお話でした。会社の経営理念や望むべき人財像の「6.責任ある仕事ができる人」「8.自ら考え自主的に行動する人」「9.正しく的確な報告・連絡・相談・確認が・・・・」、そして今期の現場方針の「小さな気づき」をまさに実践していただいた新中さんの行動は会社の誇りです。彼女の機転ある行動により、さらにお客様との信頼が強固になったと思います。
新中さん本当にありがとうございます。