今年も残すところあと僅かですね。振り返ってみますと、今年は本当に広島イヤーでした。G7外相会合が広島で開催、オバマ大統領の来広、米大統領としては初の被爆地訪問で大いにわきました。そしてなんといっても25年振りのカープ優勝、さらに今年のカープの勢いを象徴する『神ってる!』が流行語大賞に選ばれました。国内だけではなく、海外にも広島の名が広がった年でした。広島管財においてもいろいろあった年でした。中でも品質やお客様からの口コミによる受注が目立った年でもありました。また新聞ラジオなどマスコミに取り上げていただくことも何度となくあった年でした。これもひとえに広島管財で働く皆さんのお陰と感謝しております。
さて、年末の恒例行事として中国放送主催の『第九ひろしま』に毎年参加しています。10種類以上の楽器を複数名で奏でる楽団員、そしてソリスト、1800名近い合唱団員をまとめる指揮者のエネルギーはすごいものがあります。一人でも音を間違えたりテンポが違ったり、やる気がなければその曲は完成した事にはなりません。一つのものをつくり上げるために気持ちを一つにすることの大切さを感じるのです。客席からは指揮者の顔は見えませんが、実は心が通い会える指揮者とは顔の表情が素晴らしのです。特に素晴らしいハーモニーが奏でられた時や曲が合わさった時の指揮者の表情の素晴らしいこと。客席から見えないのが残念ですが、楽団員の表情がよい時は指揮者の表情もよい時なのです。指揮者と楽団員はまるで鏡なのです。
私はいつもこの光景を見ながら、さながら経営者と社員の関係に重なりあうものを感じています。指揮者が一点に集中して素晴らしい作品をつくりあげるように、経営者の示す方向に皆気持ちを一つにして向かう。そのやる気や空気はお客様にも伝わっているはずです。来年は社員一人ひとりが前向きに同じ方向を向いて進んでいきたいと思います。
皆さんにとりまして、来年が更に良い年でありますように心からお祈りしております。年末年始もお仕事に従事していただく皆さん本当にありがとうございます。