セキュリティ課の吉永です。
先日、私が担当していた現場のパート社員だった方がお亡くなりなったと、ご家族の方から一報が入りました。朝出勤前に倒れられ、その時にお見舞いにも行かせて頂いていたこともあり、お別れの言葉を直接伝えたくて会社が終わってからお通夜に行かせて頂きました。
正直言いますと、私は彼女の真面目さや責任感の強さに甘え、その現場に頻繁に顔を出すことがありませんでした。その方からすれば、私は単なる本社の人であり、特別な相手ではなかったと思います。
けれども会う度にいつも優しい笑顔で「忙しいのにごめんねぇ、お疲れさん。」と声をかけてくれました。そして現場にある自販機で「好きなもん飲みんさい」と、いつ行っても変わらない姿を見せてくれる素敵な方でした。
経験のある方はお分かりだと思いますが、エアコンのきいていない夏場のビルというのはほんとうに暑くて、とてもしんどかったと思います。だから「私たちが無理をさせてしまったんじゃないか」と、お通夜のときにご主人に話しました。
すると「私達家族が何度も仕事を辞めるように言っても聞かず、それが逆にストレスになってたくらいです」と言われました。そう言って頂いて少し安心しました。私もご主人に「明子さんという名前の通り、いつも笑顔で明るい方でした」とお伝えしました。
お別れのとき、いつものように「お疲れさん」と声をかけてくれそうなほど綺麗なお顔でした。ただ、お別れをちゃんと言えていなくてそれだけが心残りだったので、勝手ながらここで言わせてください。
「いつも素敵な笑顔で頑張って頂いてありがとうございました。これからは私が周りに笑顔を振り撒いていけるように頑張っていきます。安心して休んでください。」
皆様もどうぞ、お身体に気を付けてお仕事に励んでください。