年別アーカイブ: 2003年

第78話 ささやかな贅沢か

目の前に出される料理の量が多いと私の食欲はとたんに落ちてしまうのである。せっかく一生懸命に作ってたくさん食べてもらいたいと提供する立場を考えるとまことに申し分けない事だが、そうなってしまうから致し方ない。 そういえば似たような記憶がいくつか思い出される。山口県のある川の上流に鮎料理の店があり、シーズ... 続きを読む

第77話 李登輝いまの日本を憂う

台湾の前総統李登輝が最近の著作「武士道解題」の中で「国際社会全体が不況と不安に晒されているときに、最も頼りになるべき国のひとつ(日本および日本人)まで混乱と混沌の中を漂流し続けていたら、人類社会そのものが羅針盤を失いかねない」と書いている。彼がこれほどまで日本と日本人を買っているのは、日本に生まれ台... 続きを読む

第76話 自動化のプラスマイナ

 オーストラリアの幾つかのホテルに泊まってみて気がついたのは、バスタブにオーバーフローの孔がないことである。過去何回かのときも全く同じ思いをもったが何故だろうか。オーバーフローの孔がなければ、お湯を入れるときどうしても慎重にならざるを得ない。床にまで溢れさせては大変なことになるからである。このことは... 続きを読む

第75話 葉っぱビジネスで村興し

「ひとりごと」を10ケ月も休んでしまった。そろそろ再開しよう。  四国の僻地の山村での話である。もともとみかんの産地であったが、台風の大きな被害とその後の価格下落でみかんの栽培ができなくなり、ほかの産業もなく、耕地も少なくて若者は町へ出てしまい、65歳以上が50%という過疎の村である。   農協の職... 続きを読む